玉川温泉の特徴は、この地域特有の放射性鉱物の北投石(ほくとうせき)です。この石は温泉の成分が沈殿したものと考えられ、特別天然記念物に指定されています。玉川温泉の源泉である大噴(おおぶき)から噴出するラジウムを含有する温泉の蒸気が玉川温泉一帯に広がり、呼気からラジウムを吸収できます。岩盤からもラジウムが放出され、多くの人が岩盤浴に訪れています。
秋田の玉川温泉では昭和初期に「玉川温泉研究会」が発足して、東北大学、岩手医科大学、弘前大学などにより臨床的研究が行われたことから、「難病を治す」「ガンに良い」と評判になりました。
難病・ガン治療に多くの人が訪れる玉川温泉
大噴の近くの岩盤浴用テント内で横たわる人々